現在、学会活動は対面を基本としつつも、適宜、オンラインやハイブリッドの形式を活用しております。その結果、事情や距離の関係でこれまでなかなか出席することが難しかった会員の方々にもご出席することが容易となり、いっそうの学会活動の活性化が期待されます。たしかにオンラインは便利で出費を抑えることができます。ただ、すでに面識や人脈がある会員に比べ、そうでない特に新規の会員には魅力を感じにくいかもしれません。
こうした状況の変化に鑑み、例会発表などの機会をより広く開いていくためにも、余剰金を有効に活用することで、研究費が潤沢でない若手会員を主な対象にして発表助成の募集を提案する次第です。原資は主に余剰金となるため試行的に行います。近年の科研費の申請では、準備状況も問われるようになりましたので、若手に限定されず、会員を中心にした共同研究の基盤形成としても使用していただけるのではないかと考えています。
・海外送金は手数料ほか困難が伴うため、国内の金融機関に口座のある方を前提とします。
・博士課程修了ないし博士号取得から 15 年未満の、研究費が潤沢でない関西支部会員を優先します。ただし、いずれも必須条件ではありません。
・3 名程度
・研究費を必要とする現職や現状の説明を含め、研究費の執行予定も記した研究計画書(書式自由・1000 字程度)を提出してください。研究費は年会費などには使えませんので、研究上、必要であることを明記してください。
・申請書は幹事会で審議し、採択者は NL などで発表いたします。
・下記事務局(西岡)にメールでご送付ください。
hibunkansai2023〔@〕gmail.com
【公募期間】
*応募状況により、適宜、追加募集を行います
【助成額】・3 万円
*採用決定後、2024 年度内に振り込まれます
・採択決定から一年以内に、日本比較文学会関西支部の例会・大会にて研究成果の発表をお願いいたします。